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らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - #0(真山side)chap.3

Category : 【オレだけのものになれ!】#0
らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - #0 (真山side)

◆chap.3 《高2》 年上との秘め事



 望み通り、オレは由布子さんを朝まで抱いた。

 寝る間も惜しんでお互いを貪りあう2人は、とても恥ずかしくて言葉には出来ないほどの行為を繰り返していて。

 快楽を求め合うって、こういうことなんだと。オレはそのときに初めて実感した。

 「今日だけでいいの…」

 由布子さんにはそう言われたけど、次に会えばオレもまたしたくなる。そして由布子さんもそれは同じみたいで…。

 結局このカンケイは暗黙の了解のように隔週ペースで続くことになってしまった。

 寂しさの捌け口を求める由布子さんと、欲望の捌け口を求めるオレ。
 
 この不思議な関係は、お互いが深く抱き合うことで成り立っていた。

 恋とも、愛とも、違う。

 体だけの関係なら世間ではセフレとも言うだろうけど、お互い変な“情”も入っちゃってるからセフレというには少し違う気がして。

 何とも説明し難い間柄だったから。オレはこのことを誰にも言えなかった──。



 *******


 
 「今日、同じクラスの子に告られたんだけどさ…」

 「え…?また?」

 由布子さんとホテルで密会中はそんな会話も普通にする。会ったときに話す内容は本当に何でも良かった。

 そうは言っても、最初の頃は流石に抵抗があったけど。

 あれから1年近く経った今ではかなりフランクに、お互いくだらない話から真剣な話まで打ち明けあうようになっていた。

 まるっきりの他人なのに。

 オレのことを一番よく知っている他人。

 そんなポジションに居る由布子さんの傍は居心地が良すぎて困るくらいだ。

 だから。

 その分、悩むこともある──。

 「聡くん、相変わらずモテモテね。……それで?今回は好きになれそうな子だった?オッケーしてあげたの?」

 由布子さんはいつものように興味深々な眼差しでオレに答えを求めてきたけど。

 「いや。今回も断ったよ」

 いつものように表情を変えずに。普通に。

 さえない言葉を返したつもりだったのに、何故か今日に限って由布子さんはいつもと違う反応をした。

 少し申し訳ないような表情をしながら下唇をキュっと噛み、自身が座っていた椅子から立ち上がるとベッドに腰掛けているオレの後ろに回って。

 背中からギュっと抱きつかれた。
 
 オレは少し驚いた表情で、右肩付近に顔を埋めている由布子さんに視線を移す。

 いつもだったら、「早く彼女見つけなきゃね」と、笑い話のように会話が進むのに……。

 今日はどうしたんだ…?

 そんなことを思っていると由布子さんが重々しく口を開いた。

 「…ごめんね。こんな関係続けてるの、やっぱり聡くんにとってはマイナスなのに…。私に構わず、好きな子が出来たら付き合ってもいいんだよ…?」

 そう告げた由布子さんの声には躊躇いも混じっているように聞こえた。

 本心でありながら本心ではないような。いつまでもこんな関係を続けるわけにはいかないって思っているけど、まだ離れたくないって言われてるような…。

 複雑なニュアンス。

 オレが居なくなったら由布子さんの心はまたひとりぼっちになってしまう。本当はそれが怖いはずなのに…。

 でも。

 それはオレも同じだった。同じは同じでも、違う意味で。

 オレが告白を断り続けてる理由は、好みの子からの告白じゃないっていうのもあるし、由布子さんをほっとけないっていうのもあるけど。

 それは最近上辺だけのような気がしていて…。

 本当は心の奥底に。この身体のカンケイを今はまだ崩したくないっていう、悪い甘えがあるんだ…。

 それくらい、身体が離れられなくなっていた。

 由布子さんとするセックスは良すぎて困る…。相性がいいってのはこういうことなんだろうなと実感するくらい。

 流石にオレよりも年齢を重ねてる分、いろんなことを知っているし、行為に積極的になってくれる。

 抱き心地はまさに天国。肌の相性、締まり具合。どれもこれも極上で。嗜好までピッタリだ。

 女性の性欲は年齢が増すと同時に強くなって、男性は逆に後退していくというけど。まさにオレと由布子さんは年齢的な相性もいいのかも知れない。

 こんな風に由布子さんの元で酸いも甘いも知ってしまうと他のオンナを抱くときに比べちゃって困るんじゃないかというくらい、この淫らなカンケイに溺れていた。

 「今はまだ…由布子さんとこうしていたいから…」
 
 嘘か誠か。自分でも分別がつかないような台詞を吐きながら、後ろから抱きついている由布子さんの腕をほどいて、由布子さんの正面に向き直る。

 そして、ベッドに優しく押し倒して。

 今宵も。

 淫靡な夜が幕を開けた──。



 啄ばむようなキスから、貪るようなキスに切り変わると、お互いが空気を欲しがるのと同時に声が漏れる。

 「…はぁ……んっ…」

 深いキスをしながらどちらともなくお互いの服を脱がしあう。

 早く。早く。

 誰も急かしてなんかないのに、そんな言葉が脳裏に浮かぶ。

 完全には脱がしきれていない服を横目に、由布子さんの首筋を少し乱暴に舐めると、イイ声が出た。

 「あぁ…んっっ」

 潤む瞳や手のひらサイズの形のいい双丘を見るだけで、オレのモノも大きくなりグングンと顔を上げる。

 それを悟った由布子さんもすかさず、オレのジーンズのボタンを外し早急に脱がすと、モノを手で優しく触り始めた。

 由布子さんとの行為は、もう1年近く続いているからか、痒いところに手が届くような…何とも言えない“あうんの呼吸”みたいなものが成り立っていて。

 それはすごく心地いいんだけど…。

 最近少し刺激に欠けていた。

 だから今日は、ちょっと趣向を変えてみようと由布子さんが履いていたストッキングを拝借して、全ての服を脱がした後両手を縛った。そしてオレは一度ベッドから降りる。

 「ちょっと…何?」

 由布子さんは不安そうな顔でオレを見ていたけど、オレは自分の持ち物の中から大きめのハンカチを取り出しベッドに戻った。

 「今日は目隠ししてもいい?これ、したことある?」

 そう聞くと、由布子さんは頷いた。

 「へぇ~、やっぱしたことあるんだ」

 オレは意地悪くそんな台詞を吐きながら由布子さんに近づいて目隠しする。

 そして、耳元でこう囁いた。

 「こうすると…由布子さん、どんな風になんの?」

 ペロっと、そのまま右耳を舐めあげると「ひゃ…っ」と声を上げて首を竦めた。そして、鳥肌を立たせ身を捩じる。

 どこから攻められるか予測できないからか、オレが場所を変えてあちこちに愛撫をする度にイイ反応が返ってきて。

 もっと感じさせたくて、淫らに足を開かせたまま何もしないでいると、本気で恥ずかしがっていた。

 「イヤだ…聡くんいつまでこうさせるの?」

 「オレが飽きるまで」

 「…え…それっていつまで?長い時間はムリだよ…?」

 「ふぅん…じゃ、たまには放置してみようか?オレこのまま寝るから」

 「ちょっ…ダメだよ、お願い。ホントに……」

 「………」

 「聡くん…?ホントに寝ちゃったの?」

 「………」

 物音も立てず、ただ静かに時が流れていく。4~5分位経過したところで、とうとう由布子さんが懇願するかのように声を上げた。

 「イヤだ…、聡くん、聡くん!!!」

 目隠しした隙間を伝って、涙がこぼれている。流石にやりすぎたか…。

 「ごめん、寝てないよ。ずっと由布子さんのやらしい姿見てた」

 傍に寄って唇に優しくキスをしながら、胸を一通り撫でたあと、腹部から下の敏感な部分を指で触る。

 すると由布子さんから「んぁあぁ…んっ…」と少し大きめな声が漏れた。

 「目隠し…なんだかんだ言っても結構好きみたいだね。かなり濡れてんだけど?」

 「ん…もぅっ……、今日の聡くんすごく意地悪だよ…」

 「それは説得力無いな。意地悪なほうが好きだって、身体が言ってるし…」

 指を2本に増やして膣内を刺激すると、奥からどんどん愛液が溢れてきた。

 それからは由布子さんの喘ぎ声も引っ切り無しで。今日はラブホでの密会で良かったと思うほどだ。

 お互い気持ちが高ぶり、目隠しを取ったあとは激しく求め合い──。

 一緒に頂点まで駆け上がって果てた後は、何とも言えない甘い疲労感でいっぱいだった。

 でも、醒めたあとは何とも言えない罪悪感に襲われる…。

 最近のオレはずっとそうだ。

 初めは由布子さんの寂しさを埋める為にオレを利用しても構わないなんて思っていたのに…。

 それを逆手にとって利用してる自分が情けなく思ったり…。

 考えれば考えるほどわからなくなる。

 こんなモヤモヤした気持ちは、もちろん由布子さんには話せなくて。



 ───このカンケイの終わりが見えない…。



 そんな悩みに蝕まれていた高2の初夏。

 オレは久しぶりに淡い恋心が芽生えるような相手に出会った。




 *******




 それは、由布子さんとの情事の次の日に起こった。

 書道部に思いがけず女の子が入部してきて──。

 春から入部していた白峰亜紀ちゃんが、半ば無理矢理誘ったようだ。

 初めは続けて2~3度部に顔を出していたけど、その後は名前だけ在籍しているような幽霊部員。あまり活動には積極的に参加しない子だった。

 でも。

 たまに部に参加すると、ついつい目で追ってしまうような…何故か目が離せない魅力を持った子だった。

 名前は高月ヒカル。

 くるくると表情が変わるところは、どこか由布子さんに似ていて。

 けれど、由布子さんよりもっともっと子供っぽい。高校生なんだからあたりまえだけど、ヘンに背伸びをしていない感じがオレの心をくすぐった。

 この子と恋愛ができたら…。もしかしたら、オレは何か変われるかもしれない。

 なんて。直感的にそんなことを思ったのも束の間。

 高月さんには既に彼氏が居ることを知ってしまった。


 ──何だよ…。せっかく、何かを変えてくれそうな相手に出会えたのに。運悪く彼氏持ちかよ…。


 自宅に帰って、ため息をつきながら少し考え事をしているときに、由布子さんからメールの着信があった。

 明日は隔週で由布子さんに会う日。メールの内容は待ち合わせの時間と場所についてだった。

 高月さんのことが何となくショックだったのか、オレはその日少し自暴自棄になっていて。

 【たまにはこっちに来てよ】

 ぶっきらぼうに、そんなメールを送った。

 いつもは大体オレの家と由布子さんの家の中間地点で密会することが多かったけど、その日は何故かそこまで出向く気分になれなくて。

 断られたら断られたで、別にムリして会うこともないし、今回は気が進まないと言って密会は延期にしてもらおうと思ってたのに。

 由布子さんからはあっさりと。【いいよ】との返事。

 それならばと、オレの家の最寄り駅のラブホで会うことになった。




 密会当日。

 いつものように事を終えて、その日は久しぶりに一晩泊まり、次の日の朝2人でラブホを出たんだけど。

 運悪く、見られてしまったんだ──。

 同じクラスで仲の良い菊池に。

 朝9時でまだ早い時間帯だったから、まさかそんなとこで学校のヤツに会うとは思わなくて。

 声かけられたときは面倒くさいことになったなと思った。

 「真山、お前ここで何してんの?」

 (何してんの?とか、シレっとした顔で鎌かけてんじゃねーよ。見りゃわかるだろ。ヤった帰りだよ!)

 心の反応はこうだったけど、顔はポーカーフェイス。顔色を変えずに切り返した。

 「菊池こそこんな朝早くにどうしたんだよ。もしかしてお前もここ(ラブホ)に居たの?」

 「まさか!俺は今から駅前で彼女と待ち合わせだよ。ってかさー……」

 菊池は由布子さんをチラチラ見つつ、遠慮がちに小声でオレに耳打ちしてきた。

 「彼女が居るとか全然聞いてないし。しかもこんなキレイなおねーさんと堂々とラブホから朝帰りなんてお前、学校にバレたらヤバくね?」

 「だよな。まぁ、菊池が黙ってりゃ済む話だけどな。ってか、お前ここで長話してたら待ち合わせに遅れんぞ!このことは明日学校で詳しく話すから早く彼女のとこに行ってやれよ」

 「…わかった。黙ってるから、そのかわりオレに奥義を教えてくれ…できれば事細かく」

 「はぁ?奥義ってなんだよ?」

 「女を落とすエッチテク」

 真顔で言う菊池が可笑しくて、とりあえず適当に「わかったから早く行けよ」と促すと、やっと菊池から解放された。

 「あの子…聡くんのお友達?」

 「あー…うん、そう」

 「なんか、面白い子ね!」

 クスクス笑う由布子さんには、さっきの会話が丸聴こえだったらしい。

 「私のこと彼女って言ってた…全然違うのに…。でも、それを否定しない聡くんも悪い子ね」

 「否定して欲しかった?」

 オレは由布子さんにそんな質問をしてみる。すると、また。予想外の言葉が返ってきた。

 「ううん…なんか、ちょっと嬉しい…」



 ──少しずつ、少しずつ。

 何かが傾き始めている気はしていた。



 あんなに女に節操が無い旦那さんでも。本気で愛してるから別れられないと言っていた由布子さんなのに…。

 由布子さんの気持ちがわからない。

 「嬉しい…」と言ったときの表情は、まるで好きな人にでも向けるかのように、はにかんだ笑顔だった。

 まさか…旦那さんからオレに気持ちが移ってるわけじゃないよな?とか。疑いの目で見てしまう。

 割り切ったカンケイだったはずなのに。そう思ってたのはオレだけだったのか?

 いや、でも、もしかしたらただの勘違いかもしれないし──。

 モヤモヤした悩みはさらに膨らんでしまったけど、オレはそれを無視した。

 でも本当はこの時点で。

 一度腹を割って由布子さんと向き合い、話すべきだったと思う。

 そうしなきゃいけなかった。

 それなのに、ズルズルとカンケイを続けていたオレにも非がある。




 ──それから約2ヶ月後。

 「生理が来ないの…」

 由布子さんにそう言われたときは、オレは完全に青ざめた。

 安全日だと言われた日にはそれを鵜呑みにして、一切避妊はしていなかったから。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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