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らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - #0(真山side)chap.1

Category : 【オレだけのものになれ!】#0
※この小説は『オレだけのものになれ!』の続編です。初めて読む方は、コチラからお読み下さい。


らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - #0 (真山side)

◆chap.1 《高1》 年上との出会い



 ───高校1年、6月。小雨がパラつく梅雨空の下。

 オレの部屋は窓を閉め切ってるからか、ヤラシイ声とニオイで充満している。

 桜の季節はとっくに終わってるけど、オレの部屋の空気は桃色だ。

 「あっ……、ダメっもうっ……こんな格好恥ずかしい……んっ」

 ベッドがギシギシと軋む音の中、四つん這いになりながら甘い声を出すオンナ。

 高校に入学してから1ヶ月目に付き合い始めた松島由梨菜(まつしまゆりな)だ。

 セックスに興味津々だった頃に出来た彼女だったから、それはもう、毎日のようにヤってた。

 由梨菜のことを好きかと聞かれたら、まぁキライじゃない。

 …って。

 それじゃ、ちゃんとした答えになってねぇな。

 告白された時点で、別に断る理由も無かったし顔も可愛かったから付き合った。

 ただ単純に、それだけの気持ち。

 だから。

 由梨菜の身体に触れることに全く躊躇いはなかったんだ。

 本気で好きなら大事にしたいとか、そういう気持ちが芽生えてたかもしんないけど、そういう感情は一切無かった。

 ただ自分が気持ちよくなりたい。快楽を得たいという気持ちだけで、由梨菜を抱いて──。

 回数こなせば、処女の由梨菜も段々と慣れてきて気持ちよくなるだろうって。今思えば、その頃のオレは相手のオンナのことも労われないかなり最低なヤツだったと思う。

 「好きだよ…」

 「かわいい…」

 甘い言葉に意味は無い。

 「イクときの顔、良く見せて…」

 別に、見なくてもいいんだ。そんなの。これはただの社交辞令。

 でも、そうとは知らないオンナは、喜んで大胆になっていく。

 そうさせるためだけに、囁いてるようなもんだった。



 *******



 「最近、真山くん冷たい気がする…」

 由梨菜にいきなりそんな風に言われたのは確か蒸し暑い真夏の午後だったと思う。

 その頃、オレの書道作品が大きな展覧会の大賞に選ばれていて。大阪で行われる授賞式や祝賀パーティーに出席しなきゃならなくて、夏休み中だっていうのにバタバタしてた記憶がある。

 高校の書道部でも、過去に応募していた生徒は何人もいたけど、大賞を取ったのはオレが初めてだったらしい。校長室に呼ばれて、全校集会でしか会う機会がない校長から、直々に祝福の言葉をもらったりもした。

 そんなだからか、由梨菜のことは全く考えてなくて、寧ろ自分のことで精一杯。

 昔から書で何かしら賞をもらう機会が多かったオレは、逆に賞を取れなかったときのショックは大きくて。結構、書に関してはプレッシャーがある。

 でも、夢を実現するためには、そのプレッシャーをバネにして頑張っていくしかなくて。

 だから今回大きな展覧会で大賞が取れて、オレ自身どこか有頂天になってたのかもしれない。

 恋愛しか頭に無い由梨菜が重荷になってきたオレは、別れ話を切り出し、結局交際3ヶ月で幕を下ろした。


 そして──。


 そのすぐ後に、新たな出会いがあったんだ。



 祝賀パーティで知り合った、雑誌の記者。ショートボブの髪型がよく似合うキレイなお姉さんに突然名刺を渡されて、そこには西間由布子(にしまゆうこ)と名前が書かれていた。

 大抵、取材と言ったら新聞記者が多かったのに、全く“書”には関係のないティーン向けの雑誌記者からの取材依頼。

 “今後大注目の高校生”という特集記事を毎月見開き1ページで掲載しているらしく、そこにオレを載せたいと声を掛けてきた。

 過去の掲載者をざっと聞いただけでも、TVで見かけるような大物ばかりで。高校生ゴルファー、高校球児、U-20日本代表のサッカー選手…。錚々たるメンバーで、オレなんかそんなヤツらに比べたら全く無名だから、掲載されるような器じゃないと由布子さんに話したんだけど…。

 「無名でも大注目には変わりないんだからぜひ掲載させて欲しいの。真山くん、字がすごく上手いし、賞も沢山とってるし。しかもこのカッコ良さ!掲載したら間違いなくもっともっと注目されるわよ!」

 由布子さんは目を爛爛とさせながらオレにそう力説してきて。結局その熱意に負けて、オレは取材を受けることに決めたんだ。

 パーティーの最中、端のほうでお互い椅子に座りながら取材は談笑のうちに進められた。

 ティーン向け雑誌の取材だからか、聞かれることは高校生活のことや恋愛のことが多くて。由布子さんもさすがは雑誌の記者だけあって聞き上手だからか、普段そんなに自分のことを話さないオレも結構由布子さんには話したような気がする。

 30分程会話をして写真を何枚か撮られて、取材は終わり。

 「雑誌の発売、楽しみにしててね!」

 なんて話で締めくくって、それきり由布子さんとは会うこともないと思っていたのに──。



 パーティーが終わって、主催者側が用意してくれたホテルに帰るとロビーのエレベーター前で偶然、由布子さんと鉢合わせになった。

 「あ。」

 「あれ?」

 お互いが驚いたように、顔を見合わせる。すると、すぐに由布子さんは笑顔でこう切り替えした。

 「真山くん、このホテルだったんだ」

 「あ、はい。由布子さんもですか?」

 「うん。そうなの。明日もう一件こっちで仕事があるから、今日は泊まり」

 そんな話をしていたらエレベーターの扉が開いた。

 中から一人客が降りると、オレが先に乗り込み開ボタンを押しながら6階のボタンを押す。続いて乗り込んできた由布子さんに「何階ですか?」と訊くと、キーカードのナンバーを見ながら「私も6階みたい」と言うので、そのまま閉ボタンを押した。

 由布子さんはオレの左斜め後ろに少し距離を置いて立っている。

 エレベーター内は2人きり。何か喋んないと間が持たねぇな…と思っていた矢先。

 「真山くん、何号室なの?」

 と、由布子さんのほうが口火を切った。

 「えっと…、オレは627号室です」

 右手に持ったキーカードを確認しながらそう答えると、

 「あ、残念。お隣じゃなかったね。私は610号室だわ」

 なんて話をし終えたときに、丁度エレベーターが6階に到着した。

 扉が開き、先に由布子さんが降りると壁の上のほうに貼ってある部屋番号の案内プレートを見て、自分の部屋がどっちの方向にあるのかを確認している。

 オレは大阪に到着したときに既にチェックインは済ませていたから、自分の部屋の場所は知っていた。エレベーターを降りてすぐ「じゃ、オレこっちなんで…」と声を掛けて左に曲がろうとすると、由布子さんから声を掛けられた。

 「ねぇ真山くん、良かったら私の部屋に来ない?」

 ──え?

 あまりにも直球な誘い文句に驚いて、オレの鼓動が一瞬跳ねた。そして、瞬時に邪(よこしま)なことが頭の中を過(よ)ぎる。

 まさか、“そーゆーコト?”

 そんな考えを見抜かれたのか、由布子さんはクスっと笑いながらこう続けた。

 「あ、ごめん。ヘンな意味じゃないのよ。せっかくまたこうして会えたから、もう少しだけ話がしたいなって思ったんだけど…。ダメかしら?」

 「や…別にダメじゃないっすけど…」

 「ホント?じゃぁ決まり!私の部屋コッチみたいだから、このまま来る?」

 「あ…でもオレ制服なんで、着替えてから行きます」

 「そっか。うん、わかった。じゃあ私もその間に少し着替えちゃおうかな。10分後くらいに私の部屋に遊びに来てもらってもいい?」

 「はい。じゃ、10分後に…」

 オレは軽く会釈をしてその場を立ち去った。部屋に戻ると、ジーパンとTシャツに着替えて。そして、ワケわかんないけど何となく歯磨きをして身なりを整えてからもう一度部屋を出た。

 薄茶色の絨毯が引かれた通路を歩き、若干緊張した面持ちで周りを気にしながら610号室をノックする。

 すると、中から由布子さんがドアを開けてくれて、「どうぞ」と、オレを部屋に誘導してくれた。

 「お邪魔します」と言って入るオレ。でも。何かそれが自分的にすごく違和感があって、不思議な感じがしたんだ。

 つい数時間前に初めて会った女(ヒト)の客室に入るオレって…どうよ?!って。

 ヘンに真面目なオレと、キレイなお姉さんを目の前にしてこの先の展開にうっすら期待してるオレが葛藤してて微妙に複雑な心境だった。

 「真山くん、よかったら窓際の椅子に座ってて。今、何か飲み物用意するから」

 誘導されるがままに椅子へ腰掛ける。TVがついていたけど、何の番組かわからぬままとりあえずそれを見ていた。

 「お待たせ」

 そう言いながら冷蔵庫から持ってきたのはお茶のペットボトルとビール1缶だった。

 「私、お酒飲んでもいいかな?真山くんはまだ高校生だからお茶でいい?」

 オレは「はい」と答えながらお礼を言ってペットボトルを受け取った。由布子さんが向かいの椅子に座り、プルタブを開けたからオレもペットボトルの蓋を開ける。

 そして。

 「ふふっ。じゃ、乾杯しよっか。えーっと…、じゃあ今日はお疲れ様ってことで」

 缶とペットボトルを軽く合わせると、お互いそれぞれの飲み物を口に含んだ。

 「ふー。生き返るぅ~。仕事の後のお酒は何でこんなにオイシイのかなぁ?」

 由布子さんが無邪気にそんなことを口にした。そのとき、この部屋に入って初めて由布子さんの顔をマジマジと見たんだけど…。さっき会ったときとどことなく印象が違う。化粧が落とされているからか、少し幼い感じがした。

 「由布子さんって、歳いくつですか?」

 女のヒトに、いきなり振っちゃいけない話題だったかもしれないけど。スッピンの由布子さんがあまりにも年齢不詳だったから思わず口をついて出てしまった。

 「え?私??…ふふっ。いくつに見える?」

 「化粧すると、27歳くらいかなって思ってたんですけどスッピン見てちょっとわかんなくなっちゃいましたね…。25歳とかその辺ですか?」

 「わー!真山くん、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。じゃ、その年齢のままでお願い」

 笑顔でそう切り返されると、本当はどの年齢なのか余計に知りたくなる。

 「え、ずるいっすよ。ホントはいくつなんですか?」

 「ふふっ」

 含み笑いをしながら、どうしようかな?って顔でオレを見る姿が無邪気で可愛い。さっきパーティ会場で会った時は凛としててキレイという言葉が似合っていたけど、今は可愛いという言葉がお似合いだ。それくらい表情が変わる女性は今まで見たことがなかった。このヒト、すげぇな。

 …ってか、もしかしてこれが大人の女性の魅力ってやつなのか?

 そんなことを頭の隅っこのほうで考えていると。


 「んとね。…本当は30歳なの」



  ・・・。


  ・・・・・・・・。


  ・・・・・・・・・・・・・マジ?



 思いがけない回答に、目が見開く。

 「え…。うっそ。全然そんな風に見えませんね」

 「ホント?そう言ってもらえると嬉しいなっ」

 無邪気な由布子さんの表情は、やっぱりオレの想像する30歳にはかけ離れていて。話も楽しいし、記者という仕事柄なのかわからないけど聞き上手だし機転が利く。きっと頭がいい人なんだろうなと、勝手にそう考えて納得してしまった。

 オンナって、全然わかんねぇ。色んな武器を隠し持っていて。笑顔だったり、大人っぽさだったり。時に子供っぽさだったり。

 でも、今日ほどそれを目の当たりに実感した日はなかった。初めて、間近で年上のオンナの輝く魅力に触れた気がしたんだ。そして、それは麻薬のように浸透して抜けられなくなる。

 これは由布子さんだからなんだろうか?くるくる表情が変わるから見てて飽きないし、飾らないところがすごく魅力的で…。好きというより、憧れに似た感情がすぐにオレの中で芽生え始めた。

 このときはまだ…。いや、このときから気づかないふりして、本当はもうそんな気がしていたのかもしれない。

 オレより14も歳の離れた由布子さんと、まさかこれから1年にも渡って淫らな関係を続けることになるなんて。

 今まで知らなかった“2人で楽しむ快楽のいろは”を──。

 オレはこの女(ヒト)に教えてもらったんだ。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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