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らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』 - chap.2

Category : 【続・オレだけのものになれ!】
らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』

◆chap.2 旅行前夜



 RR~RR~♪  RR~RR~♪

 (あれ?この着信音…、真山先輩だ!)

 いよいよ明日がお泊りの日。ワクワクしすぎて眠れないでいると、23時過ぎに携帯が鳴った。

 (なんだろう?明日のことで何か変更でもあるのかなぁ…。用事があって行けなくなったとか、寂しい知らせじゃなければいいな…。)

 なんて思いつつ、アタシは携帯の通話ボタンを押した。

 「はひ…。もしもし…」

 (・・・わわっ!急に声出したから、ちょっとヘンな声になっちゃった。恥ずかしいーーー!)

 携帯を握り締めて顔から火を噴くアタシ。

 でも、先輩はそんな些細なことは気にも留めてない様子で、「ヒカル?オレだけど…。まだ起きてた?」なんて、寝てたかどうかの確認をしてくれた。ホント優しい。

 「はい。なんか全然眠れなくて……まだ起きてました。先輩は?……えっと……急にどうしたんですか?」

 そんな風に言ったら先輩は電話口でクスっと笑っていた。

 え?アタシなにかヘンなこと言った??

 「急ぎの用事ってわけじゃないんだけど…。ヒカルの声、聴きたくなって電話したんだ」

 (・・・あ…、その優しくて甘い声で嬉しくなるようなセリフ言っちゃダメですよ先輩…。アタシ、ちょっと泣きそうになっちゃいますよ…。)

 心ではそう思ってても言葉には出来なくて、思わず「ア……アリガトウゴザイマス……」なんて、ぎこちなくお礼を言ったらまた先輩にクスっと笑われた。

 「ホントはさ…。今、ヒカルの家の前に居るんだ、オレ」

 「えぇっ?!」

 アタシは急いでベッドから下り、カーテンと窓を開けた。でも、先輩らしき人影は見当たらない。

 「あれ?先輩の姿見えませんけど…ホントですか?もしかしてアタシのことからかってませんか??」

 「からかってないよ。オレ、今車の中に居るんだ」

 ──車?

 確かに家の前にホンダの黒いストリームが停まってるけど……。

 姿を探すように目を凝らすと、ゆっくりと車の窓が開いて運転席から先輩の顔が見えた。

 「え?ええっ??どうしたんですか??免許??取れたんですか??」

 驚きを隠しきれず、アタシは部屋の窓から少し身を乗り出し、電話をしているのを忘れて車に向かって少し声を張り上げた。

 「こらっ!ヒカル…、もう少し声小さくしてくれよ……」

 先輩は携帯を耳から離し、右手の人差し指を唇に当ててシーっとジェスチャーしていた。

 「あ…、ゴメンナサイ……」

 アタシも携帯越しにそう言うと、先輩に向かってペコリとお辞儀をする。

 「実はさ、夏休みに入ってすぐ免許取れたんだ。ヒカルのこと驚かせようと思って内緒にしてたんだけど」

 そう言うと先輩は2階の窓際で目を丸くしてるアタシに向かってニッコリと笑顔を見せた。

 先輩は4月生まれだから、春休みから教習所に通っていたことは話で聞いていたけど…。

 そっかぁ。免許取れたんだぁ。

 詳しく話を聞いてみると、車は先輩のお兄さんので、練習がてら近所を少し運転してて、帰り際にウチに寄ったんだって。

 「先輩、ホント良かったですね!よかったら今度助手席に乗せてくださいねっ!」

 本当は今すぐにでも家を出て、先輩の傍に行きたいくらいなんだけど。1階ではまだ親が起きてて、外には出られないことを先輩に伝えた。

 すると、「気にするなよ。今日は顔だけちょっと見たら帰ろうと思ってたから」って言って、先輩はまたニコっと笑った。

 せっかくウチの前に居るのにこの距離でしか話せないなんて…。なんだかもどかしいな……。

 そんなことを思った矢先。

 「ヒカル。助手席にさ、明日乗せてやるよ」

 「・・・え?」

 アタシは驚いて軽く目を見開いた。

 「え?あれ??確か明日は電車で行くんでしたよね?」

 「うん。そうなんだけどさ……」

 先輩はちょっと照れてるのか、自分の髪をさっとかきあげながら話を続けた。

 「免許取れるかわかんなかったから電車の予定にしてたんだけど…。免許取れたし、実は兄貴に頼み込んで、明後日までこの車借りたんだ。だから…車でもいい?」

 「ホントですかっ?!」

 もちろん、アタシがイヤですなんて言うはずが無い!

 寧ろ、先輩の運転する車に乗れるなんて夢みたいで…。ちょっと自分のほっぺたをつねってみた。

 「・・・なぁにホッペタつねってんだよ??」

 あ……。先輩にも見えたみたい……。クスっと笑ってる。

 「あの、ヨロシクオネガイシマス…。ぜひ乗せてクダサイ…」

 先輩と2人っきりの空間を想像したら緊張して思わず言葉が堅くなる。

 ホントに明日はずっと一緒に居られるんだ……。

 「オッケー。じゃ、今日はもう帰るから、明日寝坊すんなよ?待ち合わせはこの道の角を曲がったところに朝7時な!」

 先輩はアタシを指差してからバイバイと手を振った。

 「はい、わかりました。先輩…帰り運転気をつけてくださいね!じゃぁ…おやすみなさい……」

 そう伝えてから携帯を切りアタシも手を振ると、窓越しから車が見えなくなるまで見送った。

 明日あの車に乗れるんだ……。先輩の運転で……。

 あーーーーー、ホントに楽しみすぎて眠れないよ……!

 アタシはワクワクしながら窓とカーテンを閉め、ベッドの上に跳ねるようにごろんと横たわった。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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