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らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』 - chap.5

Category : 【続・オレだけのものになれ!】
らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』

◆chap.5 海辺で(2)



 今更何言ってんの?なんて言われるのが怖くてちょっと躊躇したけど、アタシは思い切って口を開いた。

 「先輩なら……もっともっとキレイなヒトを好きになってもいいのに……。なんでアタシなんかを好きでいてくれるんですか?」

 先輩は突然の質問に多少ビックリしてたみたいだけど、返事は即答だった。

 「“ヒカル”だから」

 ・・・・・・・・・・・はい?

 理解に苦しむ答えで、アタシは目を丸くした。

 「えっと…“ヒカル”だからって、何なんですか??」

 そう訊き返すと、先輩は優しい笑みを浮かべながらこう答えた。

 「ヒカルってさ、天然で、おっちょこちょいで、喜怒哀楽がハッキリしててちょっと幼い感じするんだけど、でも実は優しくて面倒見がよくて…。そういうところ、オレ結構好きなんだよね。あと、ヒカルがショートヘアっていうのもオレ的にはポイント高い」

 先輩は突然アタシの頭を両手でくしゃくしゃと撫でた。

 「付き合ってく上で、外見よりも内面って結構重要だよ?好きなところが沢山詰まった“ヒカル”だから好きになった。それに……。オレにはその内面を包んでる外装のヒカルもすげーキラキラしてて可愛いく見えるから……めちゃめちゃ欲しくなる」

 先輩はそう言うとちょっと照れた顔をしてた。

 「まぁ…他のヤツがヒカルの可愛さを知ったら正直困るんだけどね。オレだけのヒカルで居てほしいからさ……」

 先輩の真っ直ぐな瞳がアタシの心を射抜いていく。

 ・・・なんか……。今、この状況では先輩の顔を直視できなくて思わず視線を逸らした。

 アタシ、そんな風に想われてたんだ……。知らなかた……。面と向かってこんなこと言われるなんてすごく恥ずかしい。

 しかも。先輩の例えからするとアタシってまるで色んなお菓子がいっぱい詰まったお楽しみ袋みたいな子じゃないですか…。

 キラキラしててかわいいなんて、もしかしてクリスマスパッケージの例えかな??

 確かにあれはかわいい。子供のときすごく欲しかったし、実際買ってもらってたし。

 そっかぁ…。アタシは先輩にとってあのクリスマス限定のお菓子袋みたいなんだぁ…。

 それにしても例えるの上手すぎですよ先輩…。アタシ、実際あんなにかわいくないですよ??

 でも、先輩の目にはそう映ってるなら、凄く嬉しいな。

 ・・・なんて。惚けながら妄想してたら。

 「隙あり!」

 という言葉と同時に、顔に海水を掛けられた。

 (くわーーー、しょっぱい……。そう来るとは思わなかったぁぁ!!!)

 アタシが手で顔を拭ってると、「・・・オレもホントは素面でこんなこと言うの恥ずかしいんだかんな!」なんて言って軽くデコピンされた。

 いつも甘いこと言う先輩も、何故かこういう話は苦手なんだ…。

 へへっ…知らなかった。なんだか新鮮かも?照れてる先輩がむちゃくちゃ可愛く見える…。

 アタシはニヤけた笑いがなかなか止まらなかった。

 それからは、もう先輩を見る女の子達の視線なんて気にせずに2人で思いっきり遊んだ。

 先輩は泳ぐのが得意らしくて、浮き輪でプカプカと浮かんでるアタシにつかまって、あちこち泳いで連れて行ってくれたり。

 アタシは泳ぐの苦手だから泳ぎ方を先輩に教わったりしながら時間を満喫した。

 海なんて、家族で何度か行ったことがあるだけだったから、好きな人とどうやって過ごしていいのかわかんなかったんだけど、結構楽しいもんだなぁ…。

 それにしても、いくら海とは言え、やっぱり外は暑くてちょっと疲れた。

 「ヒカル。一度浜に戻って休憩しようか」

 いいタイミングで先輩に声をかけられて、自分達の確保してた場所に戻ってのんびりしてたのも束の間。なんだかアタシの体調がオカシイことに気づいた。

 ───少し気分が・・・悪い。

 頑張って泳ぎすぎたかな?体もだるいし…。

 レジャーシートの上で体育座りをしながら、膝に頭をつけた。

 でも、さすがに炎天下の中でこうしてるのもキツイ。どうしよう…。しかも、気分悪いのが段々酷くなってるし、なんか頭痛もする…。

 先輩に言ったほうがいいかな?でもせっかくのデートなのに心配かけたくないし…。

 そんなことで悩んでたら、先輩はすぐにアタシの異変に気づいた。

 「ヒカル?どうした?」

 様子を伺おうと、アタシの肩にそっと手を置いて顔を覗き込んだ。

 「すいません…。ちょっと気分悪くて……」

 なるべく心配かけないようにアタシも頑張って顔を上げたんだけど、先輩は顔色を見るなりすぐさま荷物をまとめ始めた。

 「日射病とか熱中症とかかもしんないから、涼しい場所に行かなきゃだめだ。車まで歩ける?」

 アタシは頷いて、何とか立ち上がって先輩に隣で支えてもらいながらふらふらと歩き始めた。

 あー…アタシ、何やってるんだろう……。こんなハズじゃなかったのに……。

 昨日あんまり寝てなかったのがマズかったかなぁ……。それか、暑いの苦手だからかなぁ……。

 朦朧とする頭でそんなことを考えながら、なんとか駐車場までたどり着いた。

 車の中は太陽に照らされて熱気が充満している。先輩は急いでエンジンをかけると、クーラーの温度をMAXまで下げ、早く車内を冷やそうと必死になってくれた。

 「ヒカル、とりあえず後ろの座席の背もたれ下げてバスタオル敷いたからちょっと横になってて。あ、スポーツ飲料水も必要だな」

 そう言うと、先輩は自販機まで走って買いに行ってくれた。

 戻ってくるとすぐさま飲むように促されて、アタシはあまり飲める気はしなかったんだけど、なるべく少しずつスポーツ飲料水を飲んだ。

 でもさすがにすぐには回復しなくて。結局そのまま少し眠らせてもらったんだけど……。
 
 目が覚めた時には、車じゃなくて、なぜかホテルのベッドに居た。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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