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らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』 - chap.6

Category : 【続・オレだけのものになれ!】
らぶあま小説『続・オレだけのものになれ!』

◆chap.6 ホテルで(1)



 ───あれ?変だな。アタシ…、何でここに居るんだろう?

 あ……それより、先輩は?どこ??

 アタシはまだ少しだるい体を起こして辺りを見回した。でも先輩の姿が見当たらない。

 そもそも、ここはどこだろう?ホテルなのはわかるけど……。

 もしかして……ラブホ??

 そう思ったら何故かすごく興味が湧いて、部屋中をキョロキョロと上下左右に忙しく眺めてみる。

 でも。アタシが雑誌で見て知ってるようなラブホじゃなかった。ガラス張りのお風呂とかは無いし、ムード満天なキレイな照明も無い。

 そんなに広くはない部屋にベッドと鏡台と椅子とテーブルが置かれてるだけ。

 ベッドは少し大きめで……あ、これダブルベッドだ。

 「……」

 ふと、“変なこと”を考えて赤面した。

 今日、先輩とここで“する”のかな??

 ・・・・・。

 アタシ、ちゃんとできるかなぁ??

 ・・・・・。

 わー……、ヤダ、アタシ何考えてんの??

 頭をぶんぶんと横に振って、ちょっぴり過激な妄想を振り切る。

 そのとき、ふとシャワーの音が耳に入った。

 (あれ?先輩、お風呂にいるのかな?)

 そう思って布団から出ようとしたとき、自分の姿に驚いた。

 え?

 なななななな……、なんで??????

 ア……、アタシ……。

 マッパ(真っ裸)なんですけどーーーーーーーーーーー!!!!

 しかも、ちゃんとバスタオルが巻いてある……。

 ヤダ…。ちょっとちょっと……。何で?何で?どうしてこんな格好になっちゃってるの?

 確か、車で寝てたときは水着のままだったのに……。

 アタフタと布団の中で軽くパニック状態でいると、浴室のドアが開いて先輩が出てきた。

 「あ」

 「あっ!」

 お互いが驚いて一緒に声を上げた。先輩は、ズボンは履いてるけど上半身裸で……。アタシはちょっと目のやり場に困る。

 「ヒカル、体調どう?大丈夫か?」

 先輩はまだ濡れている自分の髪をくしゃくしゃとタオルで乾かしながら心配そうに訊いてきた。

 「はい……。さっきよりは全然いいです……。迷惑かけてすみませんでした」

 「いや、別にそれは平気だけどさ。良くなってよかった」

 そう言いながら、先輩はベッドの端にストンと腰を下ろした。

 アタシ……、なんでこんな格好なんだろう?それに、ここはどこなんだろう……??

 聞きたいことが色々あって、どれから聞こうか悩んでると、先輩がそれを察して「ヒカル、なんか聞きたそうな顔してるね」って言って、状況を説明してくれた。

 あの後、結局アタシがなかなか起きなかったから、今日泊まる予定だったホテルに車で移動して3時過ぎにチェックインした後、アタシをおぶって部屋に運んでくれたらしい。

 それで、水着のままベッドに寝せるのはどうかと思ったからバスタオルをかけてから全部脱がせてくれたんだって…。

 は……恥ずかしい……。

 「今日、泊まる場所って、ラブホとかかと思ってました……」

 「うん…。電車で行こうと決めてたときはオレもそう思ってたんだけど、せっかく車あるし、チェックインが早めにできる普通のホテルがいいかなって思ってネットで予約しといたんだ」

 (あ、…そうだったんだ……。)

 「ラブホだと泊まりの場合チェックインするの遅くなるからさ。ヒカル、具合悪くなっちゃったし、逆によかったよ」

 先輩に車を出してもらっただけでも申し訳ないのに、ホテルまで予約してくれて。

 しかもアタシの面倒まで見てくれたり、今日は沢山迷惑かけちゃったな……。

 「先輩、ホントごめんなさい」

 アタシは深々と頭を下げた。

 「いいよ。気にすんなって。どっちにしろ、こうやってヒカルと一緒にゆっくりできるわけだし」

 ギシ──っ。

 ベットが少し軋む様な音を立てながら、先輩がベッドの上に四つん這いになって上がってきた。

 そして、アタシの隣にゴロンと寝そべる。それと同時に、先輩からせっけんのいい香りがした。

 「具合……、まだ完治って訳じゃないだろ?」

 先輩にそう言われて、アタシはこくんと頷いた。少しだるさが残ってて、もう少し横になっていたいと思ったから。

 「んじゃ、ヒカルも横になれよ。オレが添い寝しててやるから」

 先輩は枕をポンポンと叩いてアタシを誘導してる……。

 うう…、どうしよう……。恥ずかしいけど、早く良くなりたいしな……。

 アタシはちょっと考えてから静かに横になった。

 「ねぇ…。なんでそんな遠くで寝てんの?」

 先輩はベッドの端のほうにちょこんと丸まって寝てるアタシを見てクスっと笑った。

 「もっと、こっち来いよ…」

 「……」

 ・・・やっぱり、ここじゃだめかぁ……。先輩の傍はドキドキしすぎて怖いのに……。

 でも、行くしかないよね……。

 アタシは背中で横にずりずりと移動しながら先輩に近づいた。

 「……もっとこっち」

 あとは先輩にされるがまま、アタシは結局先輩の腕の中にすっぽりと収まった。

 ドキドキして息が苦しい。空気を吸う量とタイミングが緊張のせいでおかしくなってる。

 あ…、アタシの腕……、先輩の胸のところに当たっちゃってる……。どうしよう……。全然冷静じゃいられないよ……。

 「ヒカル?」

 不意に呼ばれて先輩の顔を見ると、優しいキスでアタシの唇を塞いだ。

 緊張を解そうとしてるのか唇以外にも、おでことか頬っぺたに優しく突付くようなキスをしてくれて。

 「今は何もしないから安心しな」って言いながら、アタシをぎゅっと抱きしめてくれた。

 「オレ……さ。少し眠いかも。悪いけどこのままちょっと寝させて……」

 そういうと、先輩はアタシを抱きしめたまますぐにスヤスヤと眠りに落ちた。

 先輩、今日は相当疲れただろうな……。

 寝顔、初めて見る。あ、目尻のすぐ下にこんなちっちゃなホクロがあったんだ…。知らなかったなぁ……。

 すっかり緊張も解れて、アタシもマジマジと観察できるほど和んじゃってるし。

 ───憧れで…。

 ただ見てるだけだった先輩が、今はこーんなに近くにいて。

 しかも一番無防備な姿を眺められるなんて…、すごく、すごぉーく嬉しいんだよ?

 こんな気持ち、先輩には分かるかなぁ?

 アタシは堪えきれず、先輩の頬っぺたに軽くキスをした。

 先輩の体温はアタシよりもきっと高くて、すごく温かい。

 抱きしめられて眠るって、なんだか心地いいな。

 早く体調が良くなるように……。アタシももう少しここで一緒に眠るね。

 おやすみなさい。先輩。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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