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らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - 卒業&入学編4

Category : 【オレだけのものになれ!】卒業&入学編
らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - 卒業&入学編

◆chap.4 新居で(1)



 「あっ……ん……っ」

 先輩に首筋を舐めるようにキスされて、思わず甘い声が漏れる。くすぐったいのと同時に身体が疼いてく自分が居て、段々気持ちが高揚するの・・・。

 先輩はそれを知ってて、アタシの身体をわき腹辺りからゆっくりゆっくり撫でてくる。でも、大事な部分には一切触れない。

 キスだって、鎖骨まできたのに胸を通り越して、お腹あたりを攻めてくる。

 そこ……、じゃないのに。

 違うのに……。

 先輩は知っててイジワルしてる……。

 「ヤダ…、ずるいです……」

 「なにが?」

 先輩はからかうような笑みを浮かべながらアタシを見つめてる。どこがいいとか言えないアタシを試すみたいに、またお腹にキスを落としてきた。

 「ん…っ、先輩……イジワルしないで……」

 思わずそんな声を漏らした、今度は妖しい目つきでアタシをじっと見つめてクスっと笑う。

 「ヒカルはここがいいんだろ?」

 あ・・・。









 ─── あ、・・・?









 ・・・あれ?







 うっそ。






 ・・・・・・・・夢??



 アタシは目が覚めて、自分の部屋の置時計を見た。

 朝の7時00分。

 今日から学校は春休み。だからまだ寝てても大丈夫なのに、習慣というものは恐ろしい…。いつもの時間にちゃんと目が覚めちゃうんだから。

 それにしても・・・。

 アタシ、なんつー夢見てるんだろう??朝から…ドキドキするような…こんなヤラしい夢。

 卒業式のあと、次の日に先輩に荷物を渡すのに会って、それから土日もちょこちょこ顔を合わせてはいたけど。

 外で会ってたからキス以上のコトはずっとしてなくて───。

 だから、こんな夢見ちゃったのかなぁ・・・。

 ふと、枕元に置いてあるこの間の卒業式の日に2人で撮った写真を手にとってまじまじと見つめた。

 (先輩に、会いたいよぅ・・・。)

 (ぎゅって、、、してほしいよ・・・。)

 そんな想いでココロの中がいっぱいになる。

 今、先輩は新居への引越しで忙しくて。

 落ち着いたら会うことになってるんだけど、落ち着いたらっていつだろう…。

 部屋はもう前から決まっていたんだけど、まだ入居者が居て、その人が退去するまで動けなかったから少しバタバタしてるみたいで。

 ナイショでお手伝いに押しかけようかとも思ったけど、電車で片道3時間くらいかかるから気軽に遊びに行けない距離だし・・・。

 はぁ……。思うように会えないって、やっぱりツライなぁ。

 ・・・そうだっ!!

 ちょっと声聞きたくなっちゃったし、今から電話してみようかな?朝早いけど、大丈夫かなぁ??

 アタシはこの間お年玉を切り崩して買い換えた先輩とお揃いの携帯電話を手に取り、少し躊躇しつつも思い切って電話をかけた。


 RRR~♪RRR~♪RRR~♪


 「…もしもし」

 先輩は3コールで出てくれて。しかも寝起きなのか、少し声が掠れてる。

 「あ、あの…、ヒカルです……。おはようございます」

 「…おはよ。あ~…今何時?」

 「えっと朝の7時過ぎです…。先輩、やっぱり寝てましたよね…?」

 「うん、寝てた…。けど、ヒカルの夢見てたよ」

 そんな風に言われて嬉しくなって。つい、「あっ、アタシも今日先輩の夢…見マシタ」なんて話したら。

 「…うっそ。ホントに?…どんな夢?」

 ・・・あ、ヤバイ。

 どうしよう…。エッチな夢見ましたとか言ったら、絶対からかわれるっ!!

 「えーっと…いい夢でした。先輩とラブラブでした」

 ってちょっと言葉を濁したら。

 「ふーん…そうなんだ…。オレは最高にヤラしー夢見てたよ」

 先輩のストレートな表現に赤面しつつも、アタシと同じで思わず「ええっ??」と、声を出して驚いてしまった。

 でもさすがに「アタシもです!!」って胸を張って言えないのがツライ・・・。

 「最高にヤラしーなんて……どっ、どんな夢なんデスカ??」

 なんとなく気になってそんな風に問いかけてみると。

 「なんだよ。ヒカル。やけに興味深々じゃん」

 「いや……。そんなコトないですけど……」

 思わず口ごもったら、先輩もクスっと笑ってそれ以上は何も言わなかった。

 「あー…」

 深いため息のあとに放った先輩の一言。

 「リアルなヒカル抱きてぇな…。夢じゃ全然満足できないよ……」

 「・・・!!」

 まさか突然先輩にそんなこと言われるとは思わず、すごく照れくさい気分になった。


 ───アタシだって…。


 そう言い出してしまいそうな口を思わず片手で塞ぐ。やだ、、、やっぱりアタシどっかおかしいのかな?先輩に会いたくて仕方なくて。抱きしめてほしくて…抱かれたくてウズウズしてるなんて。

 完全に先輩の魔法はアタシを虜にしてる…。

 でもそれを知られたくなくて…なんとなくまともに受け応えるのが恥ずかしくて、結局、無難な言葉を選んでしまった。

 「アタシも早く先輩に会いたいです…。引越しの様子はどうですか?」

 「うん。昨日でほぼ終わった。だからもうヒカルのこと呼べるよ」

 「え?本当ですか??」

 アタシは嬉しくなってベッドでゴロゴロしながら電話してたのに、思わず身体を起こしてベッドの端に座った。

 「いつならコッチ来れる?できたら1週間以内に会いたいな…」

 アタシは先輩のそんな言葉を途中で遮って、「明日行きます!!絶対行きます!!」ってちょっとテンション高くなっていた。

 「えっと…、お泊りで、、、いいんですよね?」

 一応、確認してみると。

 「ヒカルが良ければこっちは全然構わないよ」

 と、先輩もすごく嬉しそうだった。

 「じゃぁ、そうします!親にも春休みに友達の家に泊まりに行くって言ってあるんで♪」

 「わかった。じゃぁ、オレ今日一度電車でそっちに帰って、明日車で一緒にこっちに来ようか?」

 先輩はそんな提案をしてくれたけど、行ったり来たりさせるのは悪いと思ってその申し出は断った。

 「先輩、引越しで疲れてるんですから、今日はゆっくり新居で休んでてクダサイ。明日はアタシが電車乗り継いで行きますから」

 「ホントに大丈夫か?乗り換え結構あるから、電車迷うなよ?」

 ・・・おっちょこちょいなアタシなら確かに迷う可能性あるけど・・・。でも大丈夫!もう高3だしっ!!

 「迷わないように気をつけます!あーー、ホントに明日めっちゃ楽しみです♪♪」

 「オレも楽しみにしてるよ。あ、あんま荷物持ってくんなよ?電車乗ってる時間長いし、手ぶらでいいから」

 「はーい」

 「んじゃ、オレ、もう一寝入りするから…。さっきの夢の続きは、明日だな」

 クスっと意味深に笑いながら優しい声で耳打ちするみたいにそんな言葉を囁かれると、ココロだけじゃなくてアタシの身体全体がきゅんとするの。

 先輩はきっとそんなアタシの反応はお見通しだね・・・。

 「明日…先輩にぎゅって……、いっぱいしてもらいたいです……」

 思わずそんな本音を漏らしたら、先輩がちょっと沈黙してしまった。

 「……いいよ。…ってゆーか、ずっと離さないでいい?」

 先輩の甘い声、甘いセリフにアタシがどんどん浮き足立つのがわかる。もうフワフワな気分で、ドキドキしすぎて、携帯電話を握り締めて「…うん…」って小声でうなずくことしかできなかった。

 「あ…っ、えっと…、朝早くに起こしちゃってホントごめんなさい!もう一回ゆっくり寝てくださいね!!」

 沈黙が怖くて、とりあえず上手く話を繋げようと必死だった。本当はまだ電話切りたくないんだけど、終わりに向かうような言葉しか思い浮かばない。

 「うん。ありがと」

 「じゃぁ、また明日…」

 あーん…。バカバカ!!違うの!!もう少し何か喋りたいのに…繋ぐ話を見つけられない。

 「うん。じゃぁね」

 先輩にそう言われて、しぶしぶ電話を切ろうとしたその時。

 「あ……ヒカル?」

 「はい?」

 「…好きだよ」

 ・・・。

 不意の告白はズルイ……。またアタシは先輩にドキドキさせられっぱなしで。

 「アタシも…です」

 と、携帯のストラップをいじくりながらモジモジと発言しているアタシは本当に…本当に情けない…。

 もっと対等で居たいのに…。アタシもいっぱい先輩をドキドキさせたいのに…。

 「ばいばい」と言って、切れた携帯を握り締めて。

 アタシはまたベッドにゴロンと横たわった。



 ───先輩がこの間つけてくれたキスまぁく…。



 もうとっくに消えてしまっていて。すごく些細なことなんだけど、それが無いと寂しいなんて思うアタシはヘンなのかな…。

 先輩が残してくれたしるし。

 なかなか会えない分、そんなものまでお守りになっちゃう・・・。

 明日会うのがすっごく楽しみで、楽しみだけどドキドキしてて・・・。こんな複雑な感情、きっと先輩じゃなきゃ味わえないんだろうな。

 よーーし!!アタシも先輩をドキドキさせるような女の子目指して頑張るぞっ!

 …なんて改めて決心しながら、夢でもう一度先輩に会いたくてベッドでゴロゴロしてるうちに、結局またウトウトと眠ってしまった。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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