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らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - 卒業&入学編5

Category : 【オレだけのものになれ!】卒業&入学編
らぶあま小説『オレだけのものになれ!』 - 卒業&入学編

◆chap.5 新居で(2)



 昨日は結局、あれから一日中先輩のコト考えてた。お泊りの準備をしてても、気づけば手をとめてボケーっと物思いに耽ってたり。

 先輩とメールのやりとりをして、電車の乗り換えの手順を確認したり。明日、一緒に食べるカップケーキを作ってみたり。

 服もなかなか決まらなくて、何度もクローゼットをあさってみたり。

 でも、最終的に今朝決めた服は、そんなにかわいいもんじゃなくて。

 親に友達の家に行くと言ってあるのにキメキメで出かけると怪しまれるから、無難に白の長袖カットソーにデニム地のフレアミニスカートを選んだ。まだ寒いからあったかい黒のロングパーカーを羽織り、キャスケットをかぶって、いかにも『友達の家に行きます』的な格好で家を出た。

 時間はもう朝の9時を過ぎてる。

 急ぎ足で駅に向かって、切符を買い、運よくホームに入ってきた電車に飛び乗った。

 なんだか…プチ旅行な気分。

 先輩に教えてもらった乗り換え方法のメールを何度も何度もチェックしながら、アタシは知らない土地に一人で行くという経験にドキドキと胸を高鳴らせていた。



 *******



 3回ほど乗り換えをして、やっとたどり着いた先輩の住む場所の最寄り駅。

 電車のドアが開き、ホームに降りたときは正直ホっとした。

 アタシ、おっちょこちょいだから間違えないように必死だったし、張り詰めていた気持ちがプシューっと音を立てて抜けていくみたいになって…。ちょっと疲れたぁ。

 とりあえず、ホームにあるベンチに荷物を置き、先輩に電話を入れた。

 RRR~♪RRR~♪

 「もしもし」

 耳に入ってきたのは心地よい先輩の声。

 「あ、ヒカルです。今、駅のホームに着きました」

 そう伝えると先輩も「おー。お疲れ!電車、迷わなかったか?」と心配そうに声をかけてくれた。

 「はい、大丈夫です。先輩が細かく教えてくれたお陰で迷わなかったですよ♪」

 先輩とお喋りするだけで気分がどんどん上がっていく。今さっき、“ちょっと疲れた”なんて思ったのなんて忘れて、アタシは荷物を持って改札まで歩き始めた。

 「とりあえず、今改札向かいます。えっと、改札出たらどこに居たらいいですか?」

 そう訊ねると。

 「あ。オレ、もう改札出たとこに居るからすぐわかると思うよ」

 「え?」

 うそっ!?待っててくれてるの??

 アタシは早足で改札に向かった。

 「あ、ヒカルみっけ」

 一足先に先輩がアタシに気づいて、アタシもすぐに先輩を見つけた。

 「あーーー」

 携帯で話してるのも忘れて、少し大きな声が出てしまう。アタシはにこやかに手を振って、先輩の元へ駆け寄った。

 「おはようございます」

 「おはよう。ってか、携帯もう切っていいから」

 クスっと笑いながら先輩にそう言われて。

 (あ…、しまった。まだ通話のままにしてたっ!!)

 アタシは慌てて携帯を切り、パーカーのポケットに仕舞った。

 久しぶりの先輩の姿。私服なんてもう見慣れてるはずなのに、なんか更に大人っぽくなった気がして。胸がきゅんきゅんする。

 先輩、髪少し伸びたみたい…。なんか、、、照れる…。

 「ヒカル、手ぶらでもいいって言ったろ?」

 先輩はそう言いながら、アタシの荷物を持ってくれた。

 「ちょっとしたお泊りセットしか持ってきてませんよ」

 「マジで?なんか重いぞ??」

 先輩はいつも手ぶらだからそう思うのかな??女の子はこの位のカバンなら普通に持ってるのに。まぁ確かに今日のは少し重いけど…。

 「んじゃ、行くか」

 アタシの頭をポンと撫で、手をぎゅっと繋いでくれて。アタシ達は先輩のお家まで歩き始めた。

 駅周辺には商店街もあったり、スーパーもあったり、比較的住みやすそうな場所。

 駅から先輩の家までは歩いて15分弱かかるみたいなんだけど、そんな風には思わないくらいあっという間に着いてしまった。

 「ここ。オレん家。2階の角部屋なんだ」

 指を指された先を見ると、わりとキレイなアパートがあって。先輩に聞いたら築5年だって言ってた。

 ふと角部屋を見てみると、洗濯物が干してある。

 先輩も洗濯…するんだぁ…。一人暮らしだから当たり前なんだけど…。なんか、初めて見るから不思議な感じ。

 「ごめん。そういえば飲み物家にないからこの先のコンビニ寄っていい?」

 「いいですよ!」

 そんな会話をしながらアパートを通り過ぎて、100m位先のコンビニに着いて。

 飲み物が置いてあるコーナーに足を運ぶ。

 「ヒカルはお茶でいいんだよな。オレは炭酸買おうかなぁ」

 カゴに2リットルのお茶と500mlの炭酸、あと、アタシの好きな500mlのレモンティを入れて、お菓子のコーナーに移動した。

 何にしようか物色してると、先輩が「あ、そうだ」と思い出したように他のコーナーに行ってすぐに戻ってきて。

 ポトンとカゴに入れたものを見て、アタシは目を丸くした。





 ・・・。

 ちょっと…、コレ……。







 コンドーム??

 ・・・だよね?






 ・・・。





 えっと、、、えっと。

 なんだかドキドキがおさまらない。

 男のヒトが買うのはじめて見た!!!

 えっと、、、えっと。

 ここは知らん振りしてていいんだよね?

 それか「きゃー!」って笑ってツッコんだほうがいいのかな??

 ・・・いや。それはアタシにはムリだぁ・・・。

 とりあえず、気づいてない振りして、食べたくもないお菓子を手にとってみる。

 でもパッケージだけ見て、すぐに棚に戻した。

 「先輩、何食べますか?」

 「んー、そうだな。じゃ、コレ」

 そう言ってホテトチップスをカゴに入れた。

 「じゃぁ、アタシはチョコ系…。うーんと……、ポッキーにしますね」

 箱を手に取ってカゴに入れたけど、やっぱりゴムの箱が気になって・・・。

 先輩は普通にレジに向かって、カゴを店員に渡した。

 アタシはとりあえず先輩の傍にいたけど、なんかやっぱりソワソワしてて…。

 店員さんに変な目で見られないかな?先輩は恥ずかしくないのかな?

 ちらっと先輩を見てみたけど、別に何も変わらない。ドキドキしてる素振りも全然ない。

 男のヒトってこういうの平気なのかなぁ??それとも先輩が買い慣れてる?!

 「ありがとうございました」

 そう言った店員さんの顔はまともに見られず、荷物を受け取って出口に向かう先輩の後をうつむきながらついて行った。

 コンビニを出てすぐに繋いだ手は、若干汗かいてるんじゃないかってくらい緊張してる。

 先輩に…、何て話しかけたらいいかわかんないよ・・・。

 沈黙のまま着いたアパート。階段を上がり、2階の角部屋の前で先輩が鍵を出した。

 「どうぞ」

 先に部屋に入るように促される。アタシは「お邪魔します…」と言ってから靴を脱ぎ、部屋に入った。

 1Kのアパートは7畳ほどの大きさの部屋とキッチン、そしてユニットバスのお風呂がついているだけ。

 部屋には必要最小限なモノしか置いてない。

 実家のお部屋も無機質でスッキリした印象だったけど、こっちのお部屋もそんな感じ。

 アタシはお部屋をぐるっと見回してから、パーカーを脱ぎ、床に敷いてあるラグマットに腰を下ろした。

 「なんもない部屋だろ?」

 先輩は今買ってきた飲み物を冷蔵庫に仕舞いながらアタシにそう話しかけた。

 「あ…っ、はい。でもなんか先輩っぽいです」

 「あんま物増やしてもゴチャゴチャするし。片付けるの面倒だからな」

 冷蔵庫をバタンと閉め、アタシの傍に来た先輩はレモンティを手渡してくれてそのままアタシの隣に胡坐(あぐら)をかいて座った。

 「あー、そういえば、もう昼なんだよな。飯、どうする?腹減ってる?」

 先輩は、コンビニで買ってくればよかったなーなんて言ってたけど、アタシは朝から準備したお弁当のことを思い出して、ごそごそとカバンを開けてお弁当の包みを差し出した。

 「実はおにぎりとから揚げ持ってきたんですよ♪あと、おやつ用にカップケーキも♪」

 「まじで?…ってか、ありがとうな。朝から作るの大変だったろ?だから荷物重かったの?」

 先輩はアタシを優しい眼差しで見つめながらそう言って、包みを開けた。

 「なんとなく、素泊まりじゃ申し訳なくて…。カップケーキだけは昨日ちょっと作ってみたんです。アタシにできることって言ったらこんなことくらいですから…。それに、荷物はこれで帰りが軽くなるんで大丈夫です!」

 アタシが笑いながらそんなことを言ったら、先輩も笑ってくれて。美味しそうにおにぎりを食べてる姿は、なんだか去年の夏に行った海のことを思い出した。



 *******



 ご飯を食べたあとは、2人でまったりテレビを見て過ごしていた。

 「なんかこうやって一緒にテレビ見るなら2人掛けのソファ欲しいな。背もたれ欲しいよ」

 先輩は床に座ってるだけじゃ居心地が悪いみたいだった。確かにソファがあったら楽かもな、なんてアタシも思ったけど…。

 「部屋狭くなると思ってベッドも置かなかったんだ。引越しのとき自分の部屋から持ってこうかどうしようか迷ったんだけどさ」

 先輩はとうとう座ってるのが耐えられなくなったのか、ラグマットの上にゴロンと横になって肘枕をしながらTVを見始めた。

 「ヒカル、オレに凭れ掛かっていいよ」

 そう言いながら突然ぐいっとアタシの腰をつかむ。でも、アタシが凭れ掛かったら重いんじゃないかと思って「大丈夫ですよ…」と、体勢を崩さないでいると。

 「じゃ、ヒカルも横になれば?」

 腕をつかまれて、優しく後ろにひっぱられた。アタシはあっという間に先輩の腕の中にすっぽり納まってしまって、身動きがとれない。

 アタシのおでこに先輩の唇が当たってる・・・。

 「ヒカルがオレのほう向いてたらテレビ見えないな」

 クスっと笑いながらそんなことを言うと、アタシに横になったまま身体の向きをかえるように促した。後ろから先輩に抱きしめられるような格好になってる。


 でも…、こんな状態で─── 。

 大人しくテレビを見せてくれるような先輩じゃない。


 ドキドキと鼓動を高鳴らせていると、案の定先輩の唇がアタシの右耳に触れた。

 かかる吐息が熱い。

 それだけでアタシの顔が火照って赤くなる。耳も赤くなってる・・・気がする。

 先輩はそんなアタシの反応にクスっと笑って楽しむようにもっと息をかけてくる。

 アタシが感じて首をすぼめると、一気に耳を舐められた。

 「ア…、ッ……」

 耳たぶからゆっくり耳の穴を攻められるとゾクゾクと背中から快感が這い上がる。

 ぴちゃぴちゃと音がするたび、アタシも我慢できなくて声が漏れる。

 「いや、、ぁぁ……」

 同時に服の上から胸を触られると、自分でも驚くくらい甘い声が出て。

 「イヤなの?」

 イジワルにもそんなことを聞いてくる先輩を見て、なんだかデジャブのような感覚が押し寄せた。

 (あ…っ、こういうのどこかで……。そうだ…っ、昨日の夢──?)

 「じゃぁ、やめよっか?」

 そう言ってあっさり引き下がった先輩は、やっぱり昨日の夢みたいにアタシを試してるみたいだった。


 ヤメテホシクナイ・・・・。


 その一言で、また流れを戻すことができるのに、アタシは恥ずかしくて横になったままテレビから視線を外せなかった。テレビの内容なんて全然頭に入ってないのに…。


 ───数分の沈黙。


 その間にアタシは色々考えた。

 先輩とはこれから毎日会えるわけじゃないこと。

 だから、会える時間はものすごく重要で貴重なこと。

 それなのに、恥ずかしいからと言って素直になれないのは貴重な時間を無駄にしてるってこと。

 そう思ったら、先輩に対しても申し訳ない気分になった。

 アタシ、昨日、「いっぱいギュってしてほしい」って。電話で言ったんだ…。

 勇気を出すのと、せっかくの先輩との時間を無駄にするのだったら、勇気を出したほうがよっぽどいい。

 アタシは傍に置いてあるテレビのリモコンを手に取り、電源を消した。

 そして、意を決して先輩のほうに向きなおして。

 「やめちゃ、イヤ……、です……」

 顔を見ながら言うのは恥ずかしかったからそのまま先輩の背中に腕を回して胸に顔をうずめた。

 「顔…、こっち向けよ」

 アタシは真っ赤になった顔を上げ、先輩を見る。

 先輩の目は真剣で。その瞳に吸い寄せられて視線を逸らせない。

 先輩の視線がゆっくりとアタシの唇に移る。こめかみあたりから髪をゆっくりかき上げられて、アタシの大好きなスローモーションのような優しいキス。

 「ヒカル、舌出して……」

 囁かれるように誘導されて舌を出すと、一気に深いキスに切り替わる。

 べろちゅーなんて何度もしたことあるけど、なんか今日のは激しい・・・。

 アタシの口角からどちらの唾液かわからないものがたらりとこぼれた。

 そんな状況に、アタシの疼きも止まらなくなる。身体の奥から沸き上がる甘い痺れ。色んなところを触ってほしくなるくらい、高ぶる気持ち。

 先輩はそんな気持ちを察するかのように、スカートの中に手を這わせ、アタシの大事な部分に触れた。

 「まだキスしかしてないのに。すっげー、濡れてる……」

 「んっ……やぁ…っ、言わな…いで……」

 感じすぎてもうどうしていいかわかんない。アタシは先輩にこのまま身を委ねようとしたら。

 「布団敷くから待って。床でセクるとヒカルも背中痛くなるし、オレも膝痛くなるから」

 そう言って先輩は起き上がり、クローゼットのような押入れを開けた。

 お布団を出して手早く敷くと、先輩は自分から服を脱ぎ「寒っ」って言いながら布団に潜り込む。

 「ヒカルも早く服脱げよ。あっためてやるから……」

 差し伸べられたその手に導かれるようにアタシは下着以外の服を全て脱ぎ、先輩が待ってるお布団に入った。




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らぶあま小説【R15(一部R18)】 オレだけのものになれ! (最新更新日 12/21 SS《Type2》 UP!)

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